【きっと、あなたにも殺したい人がいる。】
崖の上から遺産目当てで金持ちの義父・義母を突き落とすところを、たまたま少年たちにビデオ録画されて、脅される男と少年たちの攻防を描いた、中国のベストセラー小説原作の映画。
町山智浩さんの思わせぶりなレビューhttps://miyearnzzlabo.com/archives/110544
に釣られて全然知らない映画だったけど、映画館で鑑賞。
岡田将生さんがサイコパスな主演のように見えて、殺人を目撃した中学生の主犯格を演じる羽村仁成さん（SMILE-UP.）が全部持っていってしまっていた。
誰が本当のことを言っていて、誰を信じて見ればいいのか分からない状態がずっと続く面白い映画だった。
出演陣も名優揃いで、母親演じる黒木華さんの幸薄さ、出て行った父親演じる北村一輝さんの申し訳なさそう感、江口洋介さんの渋い刑事役と、最後まで見応え満点で映画館で観る贅沢な火曜サスペンス劇場だった。
