このレビューはネタバレを含みます
‖劇場‖
この映画、すごーい！！！ってのをまずみなさんに伝えたいです。
“中国の東野圭吾”と呼ばれる紫金陳さんの小説を映画化したもののようです。
最初は、義理の父親と母親を崖から落とすサイコパスな岡田将生を楽しめます。
死を悲しむ嘘っぱち演技でよりサイコパス具合が出ていました。そして、ふとした時に見せるあの悪い顔。もはやあそこまでいくと、サイコパス＝かっこいいになってしまいそうで、自分が怖いです。
でもこの映画はそれだけではありませんでした。
そんな東昇（岡田将生）が落とした瞬間を偶然動画で撮っていた少年たちがいました、、、。
ひろしはグレてるけど、いっけん普通の少年たちです。
でもお金に困っていて、「そうだ、東を脅せばお金がもらえるのでは？」という発想に行きつきます。
まずその発想が出てくる時点で異常ではありました。
サイコパス殺人犯を脅すというもの凄い緊張感。そこに警察も絡んでいき、サイコパスと警察にいつやられるのか、ダブルのスリルがありました。
そして、そこからまたもやの急展開。
「父親と義理の母親の殺し方を教えてほしい」と東に頼みます。
最初は天才少年、朝陽の計算かな？と思ってたのですが、本当に殺したかったんですね。
東との共同殺人も終わり、これでお終いかと思いきや、最後のマンションでのシーン。
朝陽がこの2人を裏切るとは思わなかったし、しっかり首を刺して殺すシーンでは、本当のサイコパスはこの子だったんだなという衝撃がありました。
黒木華の少し画面がボケた慄くシーンでは、邦画でしか出せない良さがあったように思いました。
