こーへー

コヴェナント/約束の救出のこーへーのネタバレレビュー・内容・結末

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

‖劇場‖
序盤はタリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す話し。もちろん敵のアジトに潜入しているわけで、こっちは圧倒的に不利な状況。
当たり前のようにタリバンも米軍も戦死していく世界でした。
足音一つで命取り。崖上にタリバンの兵士がいるのに気付き、ハンドサインでアーメッドに下がるように指示するシーンも、静寂の中に物凄い緊張感が走っていました。
仲間をたくさん殺され、米軍基地までもかなり遠いため肩を落とすキンリー曹長。
その後ろで、何か言おうとするけど余分なこと言ってしまうのでないか?と葛藤するアーメイドの細かい表情も見所です。
そして、曹長が怪我をしたあとも100キロ以上も苦しみがら運んだ根性も凄いです。

結果、キンリーを救えるアーメッドですが、そこで終わっても映画としては完成しているのに、そこからアーメッドの救出作戦が始まります。
序盤より更に緊迫感のある中盤から終盤。
二つの映画を観たような感覚でした。

アーメッドを救うため、アフガニスタンへ向かうという絆の力を見せつけられました。
問題なく救えるはずもなく、検問に見つかり尾行されます。
一言目、「ここら辺は犬が多いな」が出てくるのがかっこいい。
パーシー部隊との集合場所。ダムへ向かいますが、もうタリバンも真後ろに。
もうダメだ、、、と思ったところで現れる米部隊。人間の弱さと、国としての強さが染み染み分かるシーンでした。

2人が無事に助かっただけでも良かったのですが、タリバンが政権を握った後、残された通訳もたくさん殺された、という説明に苦しくなりました。