大変評判がよいのだが、一番館はとっくに終わって、ミニシアターで盛り上がっている。客もしっかり入っていた。エンタメに徹した、ストーリーよし、役者よし、脚本よしの優良作。
ストーリーは最初から、どんでん返しに次ぐどんでん返し。息つく暇もない。しかし、それとなく伏線は張っている。おかしいな、と思うとなんとそうだったか、となる。その謎の引っ張り具合が絶妙と言える。
続編が出るのか。大きな謎は既に回収されているので、どう攻めてくるつもりなのか、関心が湧く。きっとまた観に行くことでしょう。
マーラー交響曲第5番が、至る所で効果的に使われているが、チープな打ち込み音源で作られており、それだけが残念。打ち込むにしても、もっとやりようがある。そこだけは代わってやりたくなった。