つげぼーい

ありふれた教室のつげぼーいのネタバレレビュー・内容・結末

ありふれた教室(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

オスカーは脅迫や暴力をもってカーラに反抗していたけれど、最終的にルービックキューブ=学問という共通の話題を介して歩み寄ろうとする。しかしその後、警察に連行される。
民主的に決定した暴力による強制力の行使でとりあえずの解決を図ろうとすることは、法治国家としては当然の流れなのだけれど、それはとても冷酷で当事者間の関係を隔てる。

一方で、教員間にも生徒間にもみられた「私刑」もまた、分断と暴力を加速させる。

果たして対立を解消するために有効な手立ては何なのか?寛容であることとは何か?
そんな問いを投げかけられたような気がした。
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