Thecla

ありふれた教室のTheclaのネタバレレビュー・内容・結末

ありふれた教室(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

終始好転せずジリジリする映画ではあるが…面白かった…

誰の身にも何かしら覚えのあるような舞台と設定、教師の側にも生徒の側にも立つことができる配置の妙
それゆえに誰の味方もできなくなるもどかしさが最後まで続き、登場人物たちと共に疲弊し切ったどん詰まりのラストで小さく灯る光、まだ希望となるかも判じられない小さな光…

実直で仰々しささのない画づくりを続けてきたからこそ、ラストカットのインパクトが際立つ
最後まで戦った者を讃える、敬意ある対応にも思えた
あの子はきっと賢い子だから、被教育の場に彼なりに最後まで求めた結果のようにも感じられた
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