1920年代、イギリスの保守的な街に暮らす慎ましい淑女イーディスのもとに、差出人不明の手紙が届くようになる。内容は口に出せないような卑猥な言葉がズラリ!
手紙を送った犯人は誰なのか?その動機は?
かつて実際に起きた怪事件を題材に、イギリスの名優オリヴィア・コールマンとジェシー・バックリーの演技が光る作品。
コメディではないけど、コミカルなシーンや思わず吹き出しちゃう悪態の数々、そしてラストの痛快さ。
役者さんたちの演技とシナリオのリズムが良くて、すごく面白かったです。
女性の人権なんて全くない、とんでもなく不平等な男社会の時代背景に本当に胸クソ悪くなった(笑)特にティモシー・スポールが演じる父親!正直本当に吐き気がするくらい嫌悪感を感じた。
私と同じように嫌悪と苛立ちを抱える女性警察官モスを中心に、事件解決に向けて立ち向かう女性たちが最高だった。
イーディスの最後の表情と高笑いにスカッとした!ちょっとネジの外れた女性を演じさせたらオリヴィア・コールマンの右に出る者はいないと思う。
SNS時代で毎日のように誹謗中傷の話題が出る現代への風刺も含まれていて、ツールが変わっても人は変わらないんだな…と考えさせられた。
尺も100分で見やすいのでオススメです。
日本未公開でU-NEXT有料しか配信がないみたいなのが勿体ないなぁ。