Jellyfish

一月の声に歓びを刻めのJellyfishのレビュー・感想・評価

一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)
3.0
大切なものを汚された人、それが原因で大切な人を失った人たちの物語。
三部からなるオムニバス的構成ながら、監督にはオムニバスという意識はなく、そのせいかチラシや概要説明にもオムニバスという語は用いられていない。

登場人物は皆ひとり語りが饒舌で (そこが苦手という意見はわかる)、説明過多な感じはあるものの、監督が伝えたいことは十分に伝わってくる。セリフも演出も過剰で極めて個人的な作品というところでは、昨年末の「彼方の閃光」に近い印象。どちらも私は好きです。

パンフは ¥880、品のあるデザインで読み応えあり。第1章のおせち料理、とくに「リンゴのきんとん」が実に美味しそう。フードスタイリングは NHK「きょうの料理」の 石森いずみ とのこと。
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