このレビューはネタバレを含みます
果耶ちゃんの演技が本当に大好き。
笑顔も涙も言葉にできない表現をするところもずっと見ていたい。
ジミー役のシュー・グァンハンさん。18歳と36歳さらに旅の間と後での演じ分け(現在33歳)。ナチュラルさも華もある雰囲気が素敵だった。
まっすぐなストーリーだからこそ構成や映像、演出で惹かれていくのを感じやすかった。*
サブキャストの黒木華、松重豊、黒木瞳、道枝駿佑、台湾の俳優さん方もとても良かった。
藤井監督 台湾との合作についてインタビュー
https://moviewalker.jp/news/article/1187090/
"僕の祖父が台湾人です。まだまったく売れなかった20代のころに台湾で留学しており、自分の好きだった台湾の映画会社に『台湾で映画を撮りたいです』と自分で営業しに回った時期があって。その縁で今回のプロジェクトに僕を選んでもらえたという経緯があります。僕は人とのつながり、縁を大事にしています。やっぱり祖父が育った台南の町でこの映画を撮れることが、自分にとってとても特別なことでした"
一休みはより長い旅のため
自分を確かめるための旅。別れを告げるための旅。
旅は旅行であり人生。「旅は何が起こるか分からないから面白い」「旅って良いよね」「ずっと旅が続きますように」斬新な言葉じゃないけど、この映画で聞けてよかった。
*本編鑑賞後に1分半予告を見た。やはり、アミは実は…の展開で観客に驚きを与えるのがメインではないよなあと。その上でどう見せるかの藤井監督の誠実さが好き。
キャスティングの良さもあり5.0。