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青春18×2 君へと続く道のJoのネタバレレビュー・内容・結末

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とても良い作品で、個人的に今年見たベストムービーのtop5に入る。
まさかアミの死を知っててあの旅を始めたという展開を予想していなかったので涙が止まらなかったし、ジミーが心の底からアミのことを忘れられなくてあの時の思い出を大事にした過ぎて向き合えなかったというのがとてもとても苦しかった。でもそこに向き合う気持ちを持って自分の見たかった場所とアミの故郷を見て、当時の自分の年頃の子と出会うなど彼に取って良い刺激になるようなことが起きる。アミの死と向き合ってこれからの人生という旅を続けるジミーの背中はかっこよかったな。あのカラオケのバイトの全シーンから溢れ出るキラキラさともう取り戻すことの出来ないことがわかってるからこそ儚くてそれでもうるっときてしまった…あのジミーとアミの初々しさもよかったな。

藤井監督の映画における色彩の扱い方がとても好きで今回も18歳の頃のキラキラとした青春の思い出は温かみのある色味で、現在のシーンになると藤井監督の作り出す殺風景で色味のない世界観でそこの差が良かった。
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