とっても良い作品です。一途な想いが心に響く…。
台湾のカラオケ店で働いているジミー。真面目にも見えるし、ちょっと冴えなくも見える。ある日、バックパックで旅していたアミが財布を無くしたので、働かせてほしいと訪れる。天真爛漫な明るさとバイタリティある
アミにジミーは惹かれて行く…。
今(36歳)と過去(18歳)、台湾と日本を
旅と言うワードで繋げている。
旅…。訪れる先々の風景か素晴らしい。絵画的な綺麗さと言うよりは、すぐ行きたくなるような臨場感。土地ごとの良さを熟知しているようです。私は台湾には行った事がないのですが、なんか懐かしさを感じました。
旅…。出会う人達が温かい。ジミーが日本を旅した時に出会った人達は皆優しかった。ジミーが外国人だったからか?1人だったからか?訪れた土地柄か?
そうかもしれませんが、日本には一期一会的な感情が絶対あると思う。
どんな人に出会えるか?それも旅の楽しみ。
旅…。それは自分を成長させるため…。
本作、キャストもとてもよかったです。
シュー•グァンハンは、いい人なのは分かるけど、はっきりしないような、少なくともグイグイ行くタイプでないジミーを上手く演じていました。感情の表現がすごくいい。
清原果耶ちゃんは実は本作で2作目…。
素敵になっていました。めちゃくちゃ綺麗で
ザ•女優って子よりも、めちゃくちゃ演技上手い個性的な子よりも、どちらかと言うと普通の子っぽいんだけど、ビジュアル的にも存在感ある彼女のようなタイプが好きかも知れません💦演技もよかったですよ。
本作は内容的にも好みで素敵な作品だと思うのですが…。
私は恥ずかしながらアミのぎこちなさの理由、日本に帰ると言った理由、電話での返答の理由…
黒木瞳のセリフまでアミの秘密が分かりませんでした。
そのせいもあり、感情の盛り上がりを逸してしました。
私だけかも知れませんが、アミの秘密が分かるまでの尺、もしくは伏線的なヒント、デートした時の盛り上がり方等と後半の解答的挿入部分のバランスなんだと思いました。
決して悪いわけではなくて、微妙なバランスです。
ピークに届かず(泣ける思い…)分散してしまった感じ。
観られた方にここら辺のご意見も伺ってみたいです。
「旅が続けられますように」ヒントはあったんですけどね。
作品、結構観てるんですがレビューはたまるばかり…。
書きかけたレビューがあったんですが、本作と共通する思いがありました。(邦画です
良い作品でした)次回、その作品のレビューで本当の優しさとは?どの様な伝え方がよいか?充実感や高揚感をテーマに考えてみたいと思います。
最後ネタバレです
36歳ジミーの旅は、時間は経ってるとはいえ、辛く悲しい旅だったと思います。
一方で、悲しみを乗り越え前進するための
旅でもあった。
時に旅をする。それは大変価値のあるものだと思いました。