このレビューはネタバレを含みます
ほんとストーリーだけ見ればひどいはなし。
おっさんたちが酒の場では若い奥さんはいいぞと、終始下の下品なはなし。
物語も娘を嫁にだす父親のはなし。
娘側の幸せは全く見えてこない常に一方的な父親からの目線。これで良かったねお父さんと言われて、寂しそうな一人の姿を見せられても全く感情移入できない。
途中、バーのホステス役の岸田今日子を昔のお母さんに似てるんだぞ、なんて軽い不穏な小ネタを入れてくるのも不穏にさせる。
若い奥さんをもらった方が良いというはなしなのかと。
それでもずっと見てられるのは異常にまでこだわり抜いた絵力の強さ。全編どのカットもものの置き方、役者の配置、色づかいなどこだわり抜いた構図は見てて楽しい。
ただ、一方的な父親視点の娘をものとしか見てないような古臭い物語はしんどいな。