けい

ケナは韓国が嫌いで/韓国が嫌いでのけいのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

てっきり右も左も分からずに不安げな姿だと思っていたポスターの女性ケナは、母国である韓国に生きづらさを感じて外国へ飛び出し視野が広がり成長した姿だったとは意外だった。バタバタと慌ただしく逃げるように旅立つ冒頭の彼女に対して、しっかりと準備をして覚悟を決めた表情で旅立つラストの彼女との対比が良かった。言葉の通じない外国へ行っても彼氏を作ったり、友達ができたりと強く生きるケナは素直にカッコ良くて憧れる。きっと彼女はどこに行っても上手くやっていけると思うのは自分だけだろうか。

何歳になっても挑戦を続けること、自分の世界だけで満足せずもっと周りの世界に目を向ける必要があるとひしひしと感じた。なかなか難しいことだが、現状維持バイアスを打破することが今の自分には一番の目標かも。毎日の長時間の通勤が馬鹿馬鹿しく思えるのはケナに激しく同意できた(笑)もう日本の景気は回復しそうにないから海外移住も視野に入れようかな、とか考えたり。その前に英語の勉強をせねば…。

ちなみに『グエムル-漢江の怪物-』(2006)に出演し怪物に攫われた娘役を演じた女優さんこそ当時13歳だった本作の主演のコ・アソンだと後に知ってちょっと感動。
けい

けい