Amber

あみはおばけのAmberのネタバレレビュー・内容・結末

あみはおばけ(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

30年前の深夜ドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(岩井俊二監督、小橋めぐみと広末涼子の共演)で小橋めぐみを知って、ある理由から小橋めぐみを応援し始め、『家へおいでよ』(山田太一脚本)などの小橋めぐみの演技力で次第にファンにもなっていった。一年前に遅まきながら携帯電話デビューしてからは、『恋読 本に恋した2年9ヶ月』、『愛、立ちぬ とめどもなくあなたのなかへ』を電子書籍で購入したりして、小橋めぐみ熱が再燃していた。

仕事の昼食休みの時間はスマホを見なかった私が、スマホを見るようになって2
日目の12月14日。Xで久し振りに小橋めぐみを検索してみたら、この映画の舞台挨拶の情報が出てきて、日にちが12月16日となっていた。ハッと気づいた。16日は仕事が休みだと。以前も何かで舞台挨拶のことは目にしていたかもしれない。その時は滅多に土曜日が休みのことはないので、行けないや、と諦めたのだろう。すっかり舞台挨拶のことは忘れていた。おぼえていれば、土曜日が休みと決まった時点でもっと良い席がとれたのに、と悔やんだ。WEBMONEYの残金を確かめると1992円。1900円のチケットがギリギリ買える。思わずチケットを購入してしまった。チケットの購入で昼食休みの終わりの時間を過ぎてしまっていた。遅めに昼食休みに入ったので許されるだろうと思って仕事に戻った。

30数年前、第一次映画館通い(今は第ニ次映画館通い)の時期があり、その時に池袋の映画館にも行った。それ以来に池袋の映画館で映画を観る。

映画はいきなり筺の中の小橋めぐみで始まった。ずっとこれ?、と思っていると、途中から様相は一変した。三香子にも生きている世界があり、三香子=小橋めぐみがおばけなのか、阿美がおはけなのかわからなくなる。そのあとのストーリーは思っていたより断然面白かった。 

アルプス一万尺の手遊びは懐かしかった。私も子供の頃にやっていた気がする。

最近よく見かける子役の照井野々花ちゃんが出ていた。おとなしい役の印象があるが普段はどうなのだろう。

こんなに長い時間、小橋めぐみの演技を観るのは『家においでよ』以来ではないだろうか。小橋めぐみは脇役が多いので、『相棒』などで短時間の演技を観ることしかなかった。『あみはおばけ』は珍しく小橋めぐみが主演だ。長編映画の主演は16年ぶりなのだそうだ。『あみはおばけ』でも『家へおいでよ』で見せた小橋めぐみの演技力の片鱗が見られた。

そして舞台挨拶。小橋めぐみは全身白の服で、初めて生で見る小橋めぐみはきれいだった。子役の浅田芭路ちやんはとてもしっかりしていて、受け答えも大人のような話の内容で、私はひどく口下手なので、おそれいってしまった。客席の後方には高田淳一役の加藤櫻華くんが来ていることが紹介されたが、首が回らず、加藤櫻華くんを見ることはできなかった。最後に写真撮影。たくさん撮れた。

池袋シネマ・ロサは初めて来た。私の席の前は段差がなく、前の男性の頭でスクリーンの中央下部が見えなかった。イオンシネマやユナイテッド・シネマでは段差があって、こんなことはなかった。今時、まだこんな映画館があったのかと思った。映画の出だしで小橋めぐみの写っている筺がちょうどそのスクリーン中央下部にあり、小橋めぐみの顔が見えなかった。舞台挨拶も辛うじて小橋めぐみの顔が見える程度で、私が顔を動かせば、小橋めぐみの全身が見えるといった有様。写真撮影の最後に小橋めぐみと浅田芭路ちゃんのツーショット撮影があったが、その時にやっと小橋めぐみの全身がわりと長めに見えた。

スコア4.5のうち0.5は舞台挨拶があったということに対する加点だ。

このあとは地元に帰り、イオンシネマで『ウィッシュ』を観る。2本立てだ。いや、『ウィッシュ』は一応2本立てなので3本立てだ。

スクリーン:2F/座席番号:F13
上映時間:13:00〜
Amber

Amber