Amber

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ーのAmberのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

【映画を観た動機】
シガニー・ウィーバーが出演しているので、内容的には中絶の話ということで、男としては場違いな感じになる不安はあったが、映画館まで観に行った。結局、男一人の観客は他にもいたので一安心。

【映画館とチケット情報】
イオンシネマ板橋。スクリーン7。E列8番。2024.4.7。15:25〜17:40。※イオンシネマ板橋は縁あって3月29日以降3度目。そのうち、2度目と3度目は2本立て。その上、4月14日もイオンシネマ板橋で『ローマの休日 4K レストア版』と『オッペンハイマー』を観る予定。イオンシネマはいくつか行ったが、それぞれ個性がある。このイオンシネマ板橋はけっこういい。東武練馬駅からのアクセスの良さ、ロビーの映画フィルムを象った照明、映画の予告ポスターをあしらったエレベーターのドア、スクリーン入口のライティングされたアーチなど。スクリーン内のラインは地元のイオンシネマ越谷レイクタウンはオレンジだが、イオンシネマ板橋は黄色だったりする。イオンシネマ板橋の難はトイレが入場後にないこと。しかもそのスクリーン入口とは広いロビーを隔てた反対側にトイレはある。

【鑑賞した感想】
ジョイが心筋症で中絶しないと命の危険がある、という話から、中絶したくない、赤ちゃんを生みたい、となるのかと思って観ていると、何の葛藤も描かれずに、あれっ、中絶するの?、と中絶に向かっていく展開。そこのところがどういう心理なのかよくわからなかった。まあ、いい。この映画は中絶の話なのだから。ジョイは〈ジェーン〉という中絶支援団体に辿り着き、中絶手術を受ける。その団体のリーダー的存在がシガニー・ウィーバー演じるバージニアだった。服のせいかもしれないが、恰幅のいい老女といった感じだった。ジョイを演じているエリザベス・バンクスは私には馴染みのない女優だが、ちょっとシガニー・ウィーバーに似ていなくもない。シガニー・ウィーバーが若かった頃を思い出す。そのジョイがまさか中絶の施術までするようになるとは意外な展開だった。さらに娘や夫にもそのことがばれたが、団体との関わり方を変えてうまくやりくりし、最終的には夫も娘も団体と関わりを持ち、時代が変わって団体は必要が無くなり、解散となった。シガニー・ウィーバーが目当てで映画を観たが、それなりにいい映画だった。1970年前後のデモは『オーメン:ザ・ファースト』でも描かれていたし、女性が不利な時代に女性が奮闘する話というと『風よ あらしよ 劇場版』を思い出す。観た映画が何かしら関連性を持ってくるのは面白い。

【映像作品鑑賞の前後関係】
1本前→字幕版 怪物はささやく
1本あと→毒娘
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