てるる

ミーン・マシーンのてるるのレビュー・感想・評価

ミーン・マシーン(2001年製作の映画)
3.3
名作「ロンゲスト・ヤード」はアメフト勝負だったけど、それをサッカーに置き換えてイギリス風味に味付けしたリメイク作品。

当時「ロック・ストック・トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」でガイリチにハマりすぎて、彼が製作総指揮、キャストもかぶりまくりの本作をわざわざ静岡から東京まで遠征して観に行った思い出。

元イングランド代表だが八百長試合でサッカー界を追放、飲酒運転と公務執行妨害で刑務所行きミーン・マシーンことダニー・ミーン。囚人チームと看守チームで試合をすることになるが、所長や看守たち、賭け屋などの様々な思惑が働いて色々な妨害工作が始まるというストーリー。
大筋はオリジナルとほとんど一緒で若干コメディ色が強くなってる。

実際にサッカー元ウェールズ代表だったヴィニー・ジョーンズはリフティングやドリブルもさすがの上手さ。
ジェイソン・ステイサムもプッツン狂犬キャラだけどなんか面白い。
ジェイソン・フレミングはチョイ役過ぎて何も言えない…

でも残念すぎるのが監督。
ガイリチのようなスタイリッシュな映像を目指してるのは分かるけど上手くハマってないし、試合のシーンもカット割が多すぎて何が起こってるか分からない。そして編集も下手なので盛り上がりそうな場面が盛り上がらない。
たぶんガイリチが監督すればもっと面白くなったと思う…
もしくはこれまた製作に回ったマシュー・ヴォーン自身が監督して欲しかった。

正直、アダム・サンドラー主演のリメイク版のほうが出来が良い。
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