このレビューはネタバレを含みます
これは良作。
『激突!』にあれこれ色んな要素を加えたアクションサスペンス。
『激突!』オマージュと思われるシーンも多々あり。
加えられた要素がどれも面白いのも良いしなにより良いのが『激突!』とほぼ時間が変わらないこと。
これで2時間とかあったらダレるけど1時間半でサクっと観れるのが素晴らしい。
奥さんがいなくなってからのサスペンスな展開と、敵が分かってからのアクションな展開のバランスが丁度いい。
誰が敵か分からなく誰も信じられない様な心境にするのが上手いし実際は大したことない4人組の犯罪チームというのもなんか妙にリアルでいい。
「車」というアイテムを使い方が見事。
サスペンスが起こるキッカケ(冒頭の事故未遂、奥さんの拉致)を描くだけでなく、敵への拷問の道具にしていたり、トラック下にしがみつくアクションや1:3のカーチェイスやラストの揉み合いといった見せ場を作っていたりとにかく印象的なシーンはほぼ車が出てる。