不幸&不運が重なって、ようやく光が差しはじめたと思われた人生が脆くも崩れ去るようなキツい展開で引き込まれたけど…終盤で急激に冷めたな🫢
家庭環境とかの問題でセーフティネットにアクセスしづらかったりアクセスできたとしても自身の弱さや不運…というには酷な外的要因に負けて零れ落ちてしまう人たちがいるのは事実だし、それこそ実話を基にしてるという話ではあるけど…
これはあくまで個人的な受け止め方だけど、終盤にかけて過剰に作り込まれたフィクションテイストを感じてしまったかも。
実話を基にしてるとはいえ映画になった時点でフィクションというのは重々承知の上で。
同じフィクションなら例えば「岬の兄妹」のように不思議な明るさを伴った空気感で観せられたほうが何かわからないけどズシンとくるというか…
これもあくまで個人的な好みの問題ではある。
あんのような存在に不幸や負担を押し付ける周囲の人間や社会や政治が悪いんだ‼︎とシンプルに思えれば、また違った感想を抱いたのかもしれないけど…少なくとも自分はそういう視点で映画のようなエンタメを評価することは今後もないんだろうな🤔
自分が過剰に感じてメチャクチャ冷めてしまった終盤も観る人によっては今作をスペシャルなものにする長所だろうなと想像するし、だからこそ現時点では圧倒的に絶賛の声が多いんだろうなと。
たまたま自分がハマれなかったというだけで今年のベスト級にハマる人も多いとは思うし、それくらい強烈な作品というのは間違いない。
