上半期邦画ベスト。
これが実話ベースだなんて、胸が締め付けられる…なんて他人事で済ませるのもどうなんだろうって思ってしまうほど。
いろんな作品で存在感を示してきた河合優実はさすが。薬物に侵されている状態から徐々に更生していく様がまさしくそこに生きていた。
佐藤二朗は佐藤二朗らしさを残しながらもシリアスな作風を邪魔することなく絶妙なスパイスになっていた。
稲垣吾郎のスパイ記者もちょうど良い塩梅。
施設の高齢者と、突如現れた幼児、2人の無垢な存在だけが唯一自分らしさをさらけ出せる相手だったのだろうか。拠り所って大事。
作品通してずっと胸糞になりかけるところを救ってくれてありがとう。
#毒親二人組を許すまじ
