あんのことのはやとのネタバレレビュー・内容・結末

コロナ禍で実際に起きていた出来事とのことで、「杏」(実際の名前は違うらしいけど)が実際に日本に存在していたと知ってなんとも言えない気持ちになった。

雑貨屋で可愛い手帳を眺めて、お世話になった人にプレゼントを買うような人でも環境一つで人生が大きく左右してしまうことの残酷さ。

親のように良くしてくれる刑事、馴染みのラーメン屋、自分を受け入れてくれた職場、入居者との関わり、居場所になった学校、支えになった子供、これら全てが一気に奪われてしまう辛さは正直想像もつかない。


にしても河井さんの演技が素晴らしく、あまりにも違和感というか不自然さがなくて観るのが辛かった。