このレビューはネタバレを含みます
配信サービスのレビューで、最後あんが自殺することをガッツリネタバレされてしまい萎えたが、逆に覚悟して見られてよかったのかも?
幼い頃から虐待を受け、母親から金のために売春を強要され、希望も絶望なく生きてきた、あん。
幸せを掴めそうになっても、とことん母親に邪魔される。
外野で見ている分にはもっと違う道があったのではないかと思えてしまうが、そんなことは考えられない、頼りたくても頼る人はいなくなる、頼り方もわからない。考える力がない。
あんの母があんのことを「ママ」と呼ぶのが心底気持ち悪い。母親もろくな目に合わず育って、ママが欲しかったのかな。
たびたびあんに「刺せ!やり返せ!」と拳を握ってしまった。
こういうタイプの母親って、暴力で従わせられなくなったとしても、祖母を盾にしたり、「お前は本当に酷い娘だ」と呪いをかけてどうにか搾り取ろうとするんだろうな。
あと記者、刑事を捕まえなければあんは死ななかったか?って考えてるけど、刑事が捕まらなかったら性被害に遭った女性たちはどうなるんだよ。ふざけるなよ。
総合して、見て後悔は無いけど、他人におすすめするのもはばかられる作品だ。