このレビューはネタバレを含みます
実話ベースの物語とのことだけど、どこまでが事実でどこからがフィクションか、そこが知りたくなる。
杏はクズで毒でバカな母親に「ママ」と呼ばれている。親の庇護が必要な年齢なのに、その親に「ママ」と呼ばれて、生活費を貢がされている。
カネがないときは体売ってこい!とかホントにこの親言ったのか。ホントに自分の娘をママと呼んでいたのか。
刑事の(佐藤二朗)ホントにあんな事やったのか
キモい
キモすぎる
「遠いところ」とかもそうだけど、福祉が機能してない。福祉の網の目からこぼれてる人がたくさんいる。そのことはフィクションではなく、事実だろう。
そしてコロナで世界はずいぶん変わった。
こんな風に絶望した人もたくさんいただろう。
世の中はシビアで冷たく自己責任論があふれていて、生存競争は厳しい。
コロナはいまはある程度収まったようだけど、今後また同じようなことも起きてくるだろう。
そのとき同じことを繰り返さないようにと切に思います。
あんな結末を迎えねばならなかった世界中の杏に想いを馳せたい。