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あんのことのshortのネタバレレビュー・内容・結末

あんのこと(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

実話ベースの物語とのことだけど、どこまでが事実でどこからがフィクションか、そこが知りたくなる。

杏はクズで毒でバカな母親に「ママ」と呼ばれている。親の庇護が必要な年齢なのに、その親に「ママ」と呼ばれて、生活費を貢がされている。
カネがないときは体売ってこい!とかホントにこの親言ったのか。ホントに自分の娘をママと呼んでいたのか。

刑事の(佐藤二朗)ホントにあんな事やったのか
キモい
キモすぎる

「遠いところ」とかもそうだけど、福祉が機能してない。福祉の網の目からこぼれてる人がたくさんいる。そのことはフィクションではなく、事実だろう。

そしてコロナで世界はずいぶん変わった。
こんな風に絶望した人もたくさんいただろう。
世の中はシビアで冷たく自己責任論があふれていて、生存競争は厳しい。
コロナはいまはある程度収まったようだけど、今後また同じようなことも起きてくるだろう。
そのとき同じことを繰り返さないようにと切に思います。

あんな結末を迎えねばならなかった世界中の杏に想いを馳せたい。
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