このレビューはネタバレを含みます
讃美歌で「これはフィクションです」とか道中のナレーション的なことを語らせる案出は面白かったし、途中で本人たち(なのかな?)の映像が出てくることで「フィクションです」感を出すのは面白いなと思った。
でも何となく物足りなさもある。93分の映画のうち30分くらいかけてやっとこさ「自分のイメージ戦略を考えて、政治的影響力を高めよう」と決心した割には、物語としてのカタルシスはあんまりないなというか…。コメディなのか政治ものなのか、どっちつかずだなとは思った。
それにしても、シラクがずいぶんと器の小さい男だなという印象に落ち着いてしまった。奥さんの演説中に「黙れ」ってメモ渡すとか人としておかしい…