ジェイソンステイサムの新作アクション映画。
秘密組織に所属していた過去を持つステイサムが、老人を狙ったフィッシング詐欺集団をボコボコにしてる内に、なんかとんでない事態に発展するストーリー。
所謂"ナメてた相手が殺人マシンでした"系映画。
金さえあれば大統領になれる点を除いては、突っ込み所しかない痛快娯楽作だ。
この映画を見て気付いたことがあるので、まずそれを。
自分はマーシャルアーツに飽きかけている。
なんかさ、最近のハリウッドアクション映画ってマーシャルアーツばっかりで、それ自体はいいのかもしれないけれど、みんな同じ動きしかしてないから、誰が強くて誰が弱いのか理解しづらいんですよね。
主人公は何故他と比べて強いのか、それが最近の映画は説明不足気味。
本作の脚本はあの『リベリオン』を手掛けたカートウィマーだけど、だったら"ガンカタ"みたいな主人公だけがもってる特殊な能力、それを見せて欲しかった。
(※そう思うと、敵を一瞬で始末する『イコライザー』シリーズは稀有な存在であったと言える)
後もう一つ気になったのがステイサムの登場の仕方。
これから敵のアジトにカチコミかけますよ、という時にノコノコと現れる工作員がいるか?
ステイサムだから許されるけど、他の俳優がやったらただのバカにしか見えませんよ。
敵も味方もやる気あるのかと。
あれ許されるの、他にはロック様ぐらいじゃない?
色々辛口に言ったけど、B級アクション映画として見るなら面白いし、ステイサムは嫌いにはなれない。
むしろステイサムだからこそ面白くなったんだろうなと思う。
次回作に期待。