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FEAST -狂宴-のJellyfishのレビュー・感想・評価

FEAST -狂宴-(2022年製作の映画)
2.5
邦題のサブタイトル「狂宴」と予告編に騙された。
サスペンスフルな復讐劇かと思ったら、ストレートな人間ドラマというかもはや宗教劇。

話にひねりもなく、登場するフィリピン料理は実に美味しそうなのだが、「ポトフ 美食家と料理人」のように料理にフォーカスしているわけでもなく。冒頭に記した先入観もあって、何を味わうべき映画なのか観客として勝手に迷ってしまった感じ。
宗教映画と言いながら (いや、だからこそ?)、結局ラストまで変わらぬ上下の階級関係もモヤモヤするところ。最後の晩餐で一家全員毒殺されるのを期待していたのにそのまま終わるし 笑

それでも最後までなんとか観れてしまうのは、監督の手腕なのだろうとも思う。

パンフはなし。代わりというわけではないが、「ミッドサマー」のパンフが販売されていたので購入。再版なのかな?「ボーはおそれている」同様、大島依提亜 デザインのおされな逸品。
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