【社会の辻褄を合わせてくれる人たち】30
名古屋にある掖済会病院のERのドキュメント。掖済とは、腋（わき）に手を添えて助けることなのだそうな。さすが仲間意識の強い海の男たちの病院が前身なだけのことはある。コロナ大流行のなか、各地をたらい回しにされた救急車からの電話に、どんなにギリギリな状態でも「取ります」（受け入れます、の意）と答える。まさにヒーロー。誰一人取りこぼさない心意気。
めちゃくちゃな頑張りで医療や社会の矛盾をなんとかしちゃってるこの病院。しかし矛盾が解決されたわけではもちろんない。ムキムキな蜂矢先生ほか救急の先生と看護婦さん、ちゃんと休めてるのかしら。それが心配。体には気をつけてねほんと。
