バッドランド・ハンターズのベルベーのネタバレレビュー・内容・結末

新鮮なストーリーではないが面白かった。生死を賭けたギリギリの緊張感や絶望感を味わいたい時には向いていない。強過ぎるマ・ドンソクを観てスカッとしたい時にはオススメ。「犯罪都市」の武術監督が監督とのこと。

ていうかアレだな…絶対に作り手は「劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」好きだろ！元ネタ辿れば「マッドマックス」じゃん？とかではなく、「パラダイス・ロスト」へのオマージュだと私は受け取った。黄色が強い映像といい、どことなくオルフェノクやライオトルーパーと被る軍人達といい。マ・ドンソクは乾巧ポジションだし、首から下がない娘のビジュアルは「パラダイス・ロスト」の村上社長を彷彿とさせる。

ついでに、子ども達を「保護」して実験材料にしようとする悪役の所業は「劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4」で…つまり本作はマ・ドンソク主演の平成一期劇場版仮面ライダーだと言えるのだ。少なくとも私はそう観て楽しんだよ。

マ・ドンソクは強過ぎて笑っちゃうし、彼にしかないチャーミングさがある。どんなにバイオハザードな敵が出てきても苦戦するイメージが全く出来ないのが弱点か笑。逆説的に、マ・ドンソクが死ぬレベルだと本当にヤバいという…「新感染 ファイナル・エクスプレス」がそれだったな。