ベルベー

青空娘のベルベーのネタバレレビュー・内容・結末

青空娘(1957年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

不幸に挫けず健気に生きる小公女セーラ的な主人公…に、若尾文子は似合わねえ!増村保造のドロドロ強めな演出共々、ミスマッチこの上ない映画。だが、終盤になるとこのミスマッチさを突き詰めてみましたって感じが出てくる。笑顔で「3000円貸して欲しいの!」と主人公が言った瞬間、嗚呼、若尾文子はやっぱりこうでなきゃと思った笑。最後に親父を正論でボコボコにするところも、清純な少女の優しい叱咤と言うには殺傷力が高い気がした。若尾文子だからね!虐め抜かれてるのに大して言い返さない主人公にフラストレーションが溜まる瞬間もあったが、若尾文子だからね。そもそもみみっちい虐めなんぞ相手にもしないのだ。…原作小説の解釈、これであってるんですか、監督?
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