このレビューはネタバレを含みます
市のPRに無難な映画を
作ることになったはずが、
秘書が撮影データを飛ばしたり、
秘書が落雷予報のある日に
誘雷針のある場所での撮影を
リスケしなかったりでトラブりまくり、
なんやかんやで冴えない公務員監督が
元からやりたかった
怪獣に行きついた関市ご当地怪獣映画。
お気楽B級コメディのつもりで観たのに、
誰かの熱意に絆されて
周りが正しく協力していく流れが
自分のツボにはまりすぎて、
終盤ちょい前からラストまで
泣いてしまった。
何故ぐんぴぃ主役？ と思っていたが、
最終的に怪獣そのものを演じたことで
とても納得。
ぐんぴぃ以外にはできない役！
市長秘書の謝らないスタイルに
イライラしたが。
シチョー役でイライラは全部吹っ飛んだ。
他のキャストもオーバーな
コメディ演技で統一されていて、
棒読みエキストラも違和感なし。
手塚とおると清水ミチコは
特に楽しそうで何より。
本作よりもっといい映画はたくさんある。
しかし、本作がもっとおもしろくなるような
改善点は思いつかない。
もっとうまい役者や
もっと熟練のスタッフや
もっと予算をかけた小道具を揃えたら、
逆に良さが消えそう。
なので、これはこれで満点！
タイタンがこれからも繁栄しますように。
