KOZO

あまろっくのKOZOのレビュー・感想・評価

あまろっく(2024年製作の映画)
4.4
何度も観た予告編、オール関西人キャストで変なアクセントの関西弁を聞かずに済む安心感。
尼崎市民ではないものの、今年に入って一番足を運んでるシネコンの「MOVIXあまがさき」(通勤定期の範囲内だし、auスマートパスの割引が使えるし!)がめちゃくちゃ推してて気になり鑑賞(時間が合わず梅田の映画館で観ててスミマセン)。
ベタな人情コメディだろうとそれほど期待してなかったらなかなかに泣かされた。

オープニングで「尼ロック」の紹介、ああ、なるほどと思ってたら…そう来るか!
鶴瓶師匠は今作では脇役に徹してるのね。若かりし時代を演じた松尾諭の方が出番が多かった。
そして江口のりこと中条あやみのW主演、二人の掛け合いがテンポもよくて最高。
お父ちゃんの再婚相手が20歳で中条あやみって、そりゃなかなか受け入れられへんわ。
前半ほとんど仏頂面の江口のりこと天然な中条あやみの二人の距離があることをきっかけに縮まっていくのが楽しい。
若い世代はあまり知らないだろうけど、鉄工所の渋い職人を演じてた佐川満男、公開直前に亡くなったのね(泣)。数年前まで関西のローカル番組によく出演してて好きだった。ご冥福をお祈りします。

父子の直接共演はないものの、江口のりこの幼馴染みで阪神尼崎駅前の屋台のおでん屋の役の駿河太郎の鋭いツッコミも気持ちいい。

観終わって振り返ってみるとベタな展開は結構あったと思いつつ(ロケで使われてた尼崎城とか…)、何度も訪れる家族の危機を乗り越える姿に胸が熱くなる。
各映画サイトの結構な高評価にも納得。

そして何人かの方がレビューで書かれてた、中村ゆりの変わらぬ美しさにも感激。
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