意志が強くてよくヘソを曲げるロッタ。でもそれはワガママというのではなく、自分の思っていることが他人の意見とズレていて、それが納得できないから。それは大人の常識に捉われず、逆に本質を突いていることもある。下手に口出しすると思わぬしっぺ返しを喰らう。
大人たちが振り回されるのが面白くて微笑ましい。でもどんなワガママもちゃんと聴く大人たちはほんと偉いと思う。
そんなロッタは子供扱いさせるのがイヤで、とにかく早く大きくなりたがっている。自転車に乗るシーンはどうやって撮ったんだろう。牛のフンのエピソードは爆笑した。いつかロッタが大人になっても扱うのは大変だろう。
ロッタの大事なもの、それはブタのぬいぐるみ“バムセ”。どう見てもブタなのに、なぜかロッタはクマだと思い込んでいる。今回はこのバムセも大活躍する。
“世界一ふくれっ面が似合う女の子”…どこまでが演技なのかわからない。もし演技なら、ロッタの演技は凄すぎる。
観ているうちにロッタの親のような気持ちになる。この微笑ましい世界がずっと続いてほしい。
