★沢山涙が流れるのに前向きな気分になる映画★
完成披露試写会にて。
娘のために人工心臓を作ろうとする町工場の社長と家族の物語。
娘のために奔走し、何度挫けそうになっても立ち上がる大泉洋さん演じる父の姿に涙し、
父を明るい言葉で奮い立たせる菅野美穂さん演じる母親の姿に涙し、
家族それぞれの悲しみ方や、家族の思いやり方に涙し、
やるせなさに涙し、
成功に涙し、
本当に沢山泣いてハンカチがびしょびしょになりました。
でも、終わったあとはむしろ明るい気持ちになる不思議。
坪井家の一人ひとりが誰一人ぐれることも誰かを疎ましく思うこともなく、互いを尊敬し支えていた姿が美しかったです。
思わず泣きながらも笑顔になってしまうラストシーンも素敵。
心臓疾患の娘のいる家族の悲しい話ではない、
単なるサクセスストーリーでもない、
誰かのために何かしたいと思える、前向きになる映画です。
舞台挨拶の感想はコメントに。