おどろきの白鳥

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)のおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

4.2
面白かったけど、要素詰め込みすぎ &展開が早すぎ &キャラ多すぎで、観る人たちがどこまでついてこれるか、理解できるかが謎。
何度も観に行かせたいという、狙いなのか?とさえ思いました。

アクションが過去一番かも。

敵を増やしすぎなのが若干の難。
推理する「真実」を成立させるための「段取り」臭さがあり、状況や人物関係が複雑になりすぎた印象。
その意味では脚本としての出来はイマイチにも感じる部分もあるが、とにかくアクションと勢いで押し切るために事態・事件が畳み掛けるように次々と起きるように仕込んでいたので、意図的な狙いでこのようにしていた可能性もあり。

私もあと1回くらい観たいと思った。
音の設計が良かったから、次はDolbyCinemaかBESTIAあたりで行こうかな?

キッド以上に平次とその周辺人物の把握が大事。
原作またはテレビシリーズの平次が絡む部分と、映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の履修は推奨。

『コナン』には『マジック快斗』はもちろん、原作90巻あたりから、『YAIBA!』からもゲストキャラが登場し、手塚治虫でお馴染みのスターシステムかと思っていたのだが。
最近の劇場版は『アヴェンジャーズ』のMCUばりに「青山ユニヴァース」化を意図してやっているっぽく感じました。

あと、いつもと同じくエンドロール後に物語のオチがある上に、重要なキャラ登場があり、今後のテレビを含めた展開に関わりそう。
見逃さないよう、明るくなるまで立たないことというのは、これから観る人たちへしつこく言っておきたいところ。