このレビューはネタバレを含みます
メモ:
たしかに思春期がはじまるのって大事件だよなあ。以前とは比較にならない程複雑で勢いの強い感情に振り回されることになるし、しばらくして勢いだけは落ち着いても複雑さに関してはそれ以前には戻れない。
そんな感じで新しい感情達が登場するわけですがどれも大事な成分じゃん!だからシンパイだけを悪者にする描き方には違和感を覚えた。全て大事な感情で分量の問題だろう、と憤っていたらちゃんとそんな感じに着地してて安心した。ですよね!
ちょっと怖かったのは「ヨロコビ」達は制御室に戻ってこれたけど、あんなふうに一部の感情を排除してしまって戻って来れなかった世界線では、冒険の途中で「ヨロコビ」達が力尽きてしまった世界線では、ライリーはなにかを発症していたっぽい描き方してて、そこはちょっとドキドキした。思春期ってそういう危うさも、確かにある。
途中「ヨロコビ」が落ち込んで泣いてたけど、「ヨロコビ」の頭の中にも小さい「カナシミ」や「イカリ」がいるんだね。そこはなんか面白い。
映画としてふつうにおもろい。さすがディズニー!結局大きくはずさない。