今話題の一作。
「カメラを止めるな!」現象に近いものを感じる。例に漏れずうちの近くの映画館でも公開され始めたので鑑賞。
嵐の中決闘を行なう侍達。そこに雷が落ちてしまい、意識を失ってしまう。
目が覚めるとそこは現代の時代劇撮影所だった…
"時代劇"が少なくなりつつある日本映画業界だが、そんな時代劇に対するリスペクトをとても強く感じる作品だった。
中でも脚光をそれほど浴びない「斬られ役」を実際の侍が演じる…という今まで見たことのない設定も良い。(これに関しては義理堅い侍がそんな役を喜んで引き受けるか？とも思うが)
ラストの一騎打ちも緊張感があり、この映画を監督1人が脚本も衣装合わせも原作も請け負ったということが凄い。リスペクトです。
ただ、笑えたか、というと個人的にはそこまでだった。
この映画はコメディであり、全編にわたって笑いどころを用意している。
その全てがSEを使用し、いかにも「笑いどころですよ」と言われている感じがして…正直寒かった。
これも時代劇リスペクトなのだろうか。ズームインを多用しているイメージはあるがここまでわざとらしいSEを使っているイメージはあまりない気がする。
とはいえ笑いのツボなんてのは人それぞれなので、嫌いというより、コメディ部分は合わなかった、と思っている。
全体的に映画として面白いしこの評価も納得。気になってる方はぜひ。
__________________________________
[この映画のBest俳優]
山口馬木也
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆
