映画を愛する監督の熱い思いを感じ取る事が出来て、見て良かったと心から思えた作品。
タイトルからてっきり軽いコメディかと思いきや、実際は深い感動さえ覚えるしっかりとした人間ドラマ。
江戸時代から現代にいきなりタイムスリップしてしまい戸惑う主人公の侍のカルチャーショックの描写は最低限に抑え、中盤以降に、とあるキャラクターを登場させるストーリー転換が上手く、テーマも鮮明になる脚本構成の見事さよ。
主役を演じた山口馬木也の、昭和の時代の緒形拳を彷彿させるような余りにも“役者”顔過ぎるところが絶妙にいい。侍としての所作も素人目にはキチンとしてるし、やっぱり要所要所の殺陣のシーンは圧倒的に見応え有り。
他のキャスト陣も適材適所でベストな配役。
2時間超えの上映時間が全く気にならないほど楽しめた。