老若男女、誰が観ても楽しめそうなお話だった。
ストーリーはいたって普通のタイムスリップもので、ちょっと共感性羞恥を感じるくらいありきたりなエピソードが続く(それって、共感性羞恥だろうか⁈とは思うけど)
ラストも、まあそうなるよね、だった。
逆説的だけど、全編、素朴なテイストが予想以上に好ましかった。監督の安田淳一をはじめわずか10人ほどのスタッフで制作したというエピソードが興味深い。やっぱり「カメラを止めるな!」を思い出す、インディーズ・シンデレラ・ストーリー。
役者もよく知らない人が多いけれど、どこか見覚えのある顔がチラホラいて絶妙に観やすかった。観終わってから気がついたのが、主役の山口馬木也はTV時代劇「剣客商売」で観ていた。
また、ググってビックリしたのが、助監督役の沙倉ゆうのは実際の助監督なども務めていて、しかもルッキズムで申し訳ないけれど40歳代というのに驚く。
少し余談だけどーー
最近「タイムリープ」という表現を耳にするようになったが、「タイムスリップ」との違いがよく分からなかった。
で、「タイムトラベル」「タイムスリップ」「タイムリープ」の違いをChatGPTに問うと以下のお答えだった。なるほどね。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は「リープ」だな。
✔ 科学技術や装置を使う場合 → 「タイムトラベル」
✔ 謎の現象で突然時間が変わる場合 → 「タイムスリップ」
✔ 自分の記憶や意識だけが過去に戻る場合 → 「タイムリープ」