インド最大の都市ムンバイを舞台に、若者とシニアのそれぞれのカップルの人生が交錯して描かれています。
派手ではないですが、インドという国の多様性や人情味がよく分かり、そこに描かれるストーリーは多彩な色使いで、哀しくも可笑しくも温かくもあります。
「ひとつは私たちが生きてきた時間、
もうひとつは人生に生かされている時間」
含蓄のあることばです。
私が生きてきた人生の結果をもって、これからどう生かされていくのか。
「生かされていく」というよりは、今まで生きてきた結果をそのまま受け入れて、それを味わい楽しむための時間なんだと言っているのだと思いました。