このレビューはネタバレを含みます
大手ショッピングサイトが発送した宅配物が爆破する事件に対処する人々。
とてもよくできた脚本で、最後まで楽しめた。涙頂戴のシーンはテクニックが感じられた。
現代の問題の取り上げ方としてもそうだよね、と思う。
色々と可視化されて、比較が容易になり、個々人にとってちょっと他よりお得なことが、膨大な量になって、しわ寄せが見えない人たちのところに行く。大して必要ないものが、不必要な速度で届く世界。もう戻れないのだろうか。
爆破シーンとか、ちゃんとお金がかかっている感じがした。
朝にバスが車庫から動き出すシーンが印象に残った。
日本のテレビドラマっぽいな、と思うシーンもあった。
同じ監督、脚本家による別のドラマの登場人物が出てくるシーンは、そのドラマは見ていないので、見ていたら興奮しただろうなと想像した。
ロッカーの扉の暗号の意味がよくわからなかった。あれが何かを立証する根拠になるということなのだろうか。
どこから転勤してきたのかを隠すのもよくわからなかった。というか隠すことなんてできるのだろうか。
ラストワンマイルだと配達のことで、ラストマイルだと死刑囚が最後に処刑場に行く道。なるほど。