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トラペジウムの310のネタバレレビュー・内容・結末

トラペジウム(2024年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

どんな手を使ってでもアイドルになってやろうという主人公の覚悟が見える。が、日常で目にしているアイドルの裏側がこんなものだったら心底嫌だなと思った。
アイドルは綺麗で、理想で、夢だから良いのであってそんなアイドルの素の部分を見せられたら心の底から応援したり良いと思うことは出来ない。
人間だから泥臭い部分があるのは分かるが、アイドルになる主人公がここまで卑劣で社会性の欠片もない人間だと綺麗に着飾って笑顔で踊らたところで良いとも思えないし、気持ち悪かった。
フィクションだから。と言われてしまえばそれまでだが、原作者が元アイドルというのも信憑性を高めてしまって最悪だった。
キラキラしているアイドルにも泥臭い部分があって裏ではこういうことも考えてます!最悪でしょ!ということを伝えることがテーマなのであれば大成功していると思う。
自分は普段からアイドルが好きだからここまで思うのかもしれない。

4人の友情に関しても、はじめからアイドルになるためのものであってそもそも友情などというものは存在していないのだから終盤で美しく描かれたところで何も心動かされなかった。
アニメーションについても目線が定まらず表情も読み取りづらかったため、あまり生きてる感がなかった。(狙ってるのか?とも思ったが)
動きも今の演技はどういう意味?と終始疑問でよく分からなかった。
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