元CIAのレンガ職人の活躍を描いたフェイバリットのレニー・ハーリン監督によるアーロン・エッカート主演のアクション。
レンガ職人ならではの道具やレンガそのものを用いた原始的アクションが沢山観られるかと思いきやそうではなく、多くの人が指摘しているようにその設定があまり活かされてない印象。コンビ組む女性も活躍の場が思ったより少なかったかも。
昇降機を使ったり、敵に空の拳銃をあえて投げてやっつける、爆弾付きの机を壁に寄せて壁を破壊、ハンマーで足場破壊や電子レンジ爆弾等、ハーリン監督らしいケレン味溢れるアクションはそこそこ有り楽しめますが、込み入った真面目なストーリー(&アーロン演じる堅物ぽいキャラ)よりかはシンプルでコミカルなストーリー、雰囲気&キャラの方が前述のレンガ職人という設定やアクションがより輝いた気がしないでもないです。
合成っぽい車の運転シーン等所々に少し安っぽさを感じますがハーリン監督、一時期よりは持ち直している気もします。