このレビューはネタバレを含みます
ハシゴの一本目
(後にドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ)
シヴィルウォー…
アベンジャーズかっ!と言ってみる。
そして若手の女性、なんか見た顔だなぁと思ったらば、エイリアン ロムルスの子じゃん!…と言ってみる。
現実で世界の警察を名乗る彼の国での、もしかしたらば近未来でありえるかも知れない武力行使な内輪もめ(内戦)を、報道カメラマンの目を通して描いたロードムービー。
すんごいの銃撃音が。
ヒート並。かっこよく見せようとかがなくて、今ソコにある危機と緊迫感。
IMAXで見るべきだったかも。
理由もなく(分断に至った経緯はあるが理由となるドラマは語られない)始まり、理由もなく(一応節目はある)終わる物語。
「理由もなく」を言いたいだけです。
キャリアのある先輩報道カメラマンがカメラマンを目指す若い女性の成長を促す話にも見えるけれども、状況は理不尽で過酷でほぼ精神的にケアはされずそこはかとなくドス黒く爽快感なんて微塵もなくて、
死に直結する場面のあとに「命が躍動する」と発して高揚する若い彼女は正常か?
犠牲となった先輩を写真に収める彼女はカメラマンとしての意志を引き継いだのか?
成長譚というほどのカタルシスはそこにはない。
「見ておけ、大統領を倒しても今度は彼等は互いにまた始めるぞ」
ベテラン先輩サミーの言葉(何となくなニュアンス)。先見性を持つ彼はいない。
この映画の後、自国がどこへ向かうのかを暗示しているのかもなんて思いました。
いずれにしても、この映画の結末にエンタメ的なハッピーエンドなんてありえない。
そしてどうしても感じずにはいられないのは、起これば世界の情勢(引いては日本)にも影響する不穏さと、
現実にもうすぐ彼の国では大統領選😑
色々と考えすぎ?