シビル・ウォー アメリカ最後の日の豚肉丸のレビュー・感想・評価

内戦が発生したアメリカにて、ジャーナリスト達が大統領にインタビューをするため戦場に向かうお話

普通にロードムービーとして面白い。現代アメリカ情勢を戯画化したような短いエピソードの羅列で進んでいく構成は気持ち良く、あくまでジャーナリズムの物語に徹していたのが良い。予想以上にコンセプチュアルな映画で、アメリカの政治を捉えるというよりかは戦場に同行するジャーナリストの成長譚であり、第三者的な立ち位置から写真を撮るというアクションがかなり好みで普通に楽しかった。所々印象的な場面はあり、映画の流れを断ち切って撮影された写真をインサートする演出は終盤の戦場においてかなり良い効果を見せていたものの、全体的には可も不可もなく普通な印象。