いとこ同士の自分探し旅の要素が強いのかと思って見ていたらユダヤ人収容所や過去の歴史遺産的なものが出てきて、思っていた感じとは少し違っていた。神経症的で内向的なデヴィッドとオープンマインドで誰とでも打ち解けるけれどだらしのないベンジーの対比が面白かった。そして、タイプは真逆だけれど二人ともそれぞれの在り方で繊細なんだなと思った。最後、旅のグループでも陰の薄いデヴィッドには帰りを待っている家族がいて、グループのみんなから別れを惜しまれていたベンジーは待つ人がいないのか時間を持て余しているようで、どちらが幸せなのかと言えばデヴィッドなのかもしれないと思った。ベンジーの顔に既視感があり最後カルキンと出てきてホームアローンの？と思ったが、兄弟だったとわかって腑に落ちた。似ている。
