このレビューはネタバレを含みます
映画版『アルプススタンドのはしのほう』がかなり好きなので期待して観たものの、こちらは自分には少々合わなかったのが本音。
アルプススタンド～同様に華々しい野球部の風景から少し逸れた場所での高校生の会話劇という点でそっくりだし、そういうアプローチは大好物なものの、
その会話自体が物語的に面白いかというとそうでもなく、
ではリアルでゆるい会話が観てて心地よかったりするかというとそれも違った。
一向に掃除は進まないし(そんなに大量に野球部から砂が来てるようにも思えないし)、登場人物は皆ちょっとずつイヤな感じの印象が勝つ人たちなので感情移入もしづらい。
高校生とはいえ男女論が随分と浅いところで強引な文脈で語られる。
ラストカットは滅茶苦茶にカッコよかったので好き
