碁盤斬りのヤッスンのネタバレレビュー・内容・結末

時代劇は数年ぶりに観たけど、自分には抜本的に時代劇が合わないのかなと感じた。

草彅剛さんをはじめキャスト陣の凛とした演技は素晴らしく
素朴ながら美しい自然の風景は大きなスクリーンで観てこそだと思う。

作品の根幹である囲碁のシーンはどれも見ていて心地が良いし、クライマックスの一局は力が入る。
前半の心地よさも、最終的にはその時間が終わってしまうことを踏まえると絶妙な切なさが漂う。

ただ正直それくらいで個人的には琴線に触れず
お話だけ見ると感想の8割は「ち、ちゃんと調べてくれ～～～！！」となってしまうのが本音だし、最後に首を切らないのもタイトルによる盛大なネタバレだから焦らされる時間も観客としてはさっさとしてくれという感じ。
敵を討つという目的は分かるが、50両のアテもなく娘さんを遊郭に差し出しちゃう価値観も相容れず、後半はその違和感が邪魔をし十分に入り込めなかった。