『たとえ死した人が蘇っても誰も幸せにはなれません。』
どーもどーもラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きましたー
【アンデッド/愛しき者の不在】!!!いやー未体験ゾーンの裏で似たような映画が公開されてると思ったら冬の日本にピッタリの?ノルウェー・スウェーデン・ギリシャ合作の“北欧ホラー”最新作。寒々しいヨーロッパの景色とそこに住む住人たちの“晴れない”感情がリンクしたような曇り空のモヤッと感がなんとも独特な美しさを醸し出す、今でこそ北欧ホラーという一つのジャンル映画のように売り文句にも使われ映画ファンなら「ああなるほどああいう感じか」とイメージできる程の認知度ですが、本作はその日本の北欧ブームの火付け役とも言える「ぼくのエリ」「ボーダー」で原作脚本を手がけたヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの最新作、ということで??なんとなく両者に似た雰囲気の映画なのかなと、そうなると“アンデッド”なんてB級ゾンビ映画みたいなタイトルつけたら勘違いする観客が続出してしまうのではないか“美しい北欧ホラー”でしょとか思ったら……
早い話が「たとえ死した人が蘇っても誰も幸せにはなれません」って話。これをメチャクチャ丁寧に時間をかけて見せる映画。セリフではなく映像で“魅せる”映画なのでとにかくその映像に関しては、カメラアングルとか毎シーンこだわり様が凄くて、どのシーンを切り取ってもポストカードにして売る気かよ!ってくらい美しい。ただコレだけのテーマにしてはちょっと丁寧すぎるかな〜。これまで死体の山ほど量産されてきたゾンビ映画で、本作のようなゾンビになっても愛し続けるか否かをテーマにした映画って「ありそうでなかった」のか?いや似たような映画あるんじゃないか??例えば「ペット・セメタリー」……ってくらい、決して新しいことをやっているわけではないので新鮮味を感じず、またこれといった捻りもなく大体予想通りの展開なので意外性もない。だからテンポの遅さが悪目立ちする形で正直「このままスローペースで最後まで尺足りるんだろうか…?」変なところでブツ切りして突然THE ENDって出して逃げ終わりはしないよな〜、なんて不安させ感じてしまいました。まあ一応キリよくは終わりはするんだけど。無駄とまでは言いませんが全体的に余白が多いと言うか、雰囲気作りのためにその余白が、リズムが逆に大事なんだよという感想もわかるんですけどね…。
↓ブログにもあげました↓
(ネタバレなし&ネタバレ・考察)
https://www.edamame-movie.com