出演者はいつも豪華な三谷幸喜作品。
でもあまり期待し過ぎないでおこうっと、まぁこれまでもそこそこガッカリさせられてるからね。
さて，満を持して長澤まさみを主演に迎えての今作品。毎日毎日テレビでの番宣も鼻についてきた頃に公開日やってきました。もう綾瀬はるかも深津絵里も使ってもらえないのかな？
などと余計なことを考えながらいざ鑑賞。
ん〜面白いでしょ？って言われて続けて観終わったような感じ。
私、三谷幸喜は一年くらいかけて本人の好きな歴史物をじっくり表現するのが合ってると思う。必要以上に細かいエピソードを上手に脚本に練り込むから登場人物がそれぞれキャラ立ちしてとても面白い。故に大河作品はどれも評価が高い。
反して映画…結構駄作連発してるイメージ。
せいぜい2時間くらいの尺の中におさめる事を意識して，その中に面白いでしょ！感に特化し過ぎて、え？こんな人がここまでやるの？に関心が集まってしまい話の中身は二の次。
今回も5人の夫が出てきて、妻が帰ってこない。誘拐か？で大騒ぎ。
でも本格的なサスペンスじゃないから最後はこうなるわなって、オチが推察されてしまう。
特に主張も無いし、だからどうしたが全く無い。人間のやってることがちょっと面白いからそれでOK。だから見ている方も何も考えない。だって考える必要がどこにも無いもの。
これまで男に合わせて生きてきた長澤まさみがここにきてひとりで生きていくなんて思っても何で？どうやって？ワチャワチャしてるだけで話はちっとも深まっていない。
ヘルシンキってそうなんだって知ったことくらい。宮澤エマも上手に面白おかしく絡んでいたけど、高校生役の時は若干無理があった。あんな言い回しする高校生はいない。コスプレ感半端なかった。
同じように笑いを大事にしているクドカン。どんなに笑いがあってもそこにはクドカンが声を大にして言いたいことが伝わってくる。
この違いはおっきいなぁ。でももちろん比較する必要はないか。それぞれって事でね。
私は途中、松坂桃李のパートで寝落ちしてしまいました。でもねきっとそこ予告でやっていた部分だからあまり問題なし。
売れっ子いっぱい使って、意外な演技をさせてイメージ拡大。でも最後のミュージカルシーンはなかなか見てる方が心配してしまうような。一生懸命感でいっぱいだった。
面白くなくは無いけど、面白さしか語る事が無い！です。
長澤まさみはもちろん芸達者。見た目もスタイルも歌もコントいや演技も上手です。
たくさんの主演作品の中にこんな風な作品もあっていいけど、ダー子と被るような雰囲気もあるしちょっと飽きた。
