Shu

スオミの話をしようのShuのレビュー・感想・評価

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)
2.0
三谷幸喜5年ぶりの新作「スオミの話をしよう」を観てきた。
お話は、突然失踪したスオミと、彼女について語り出す男たち5人だったがすべてが別人のように違う印象だったからさぁ大変ってな話。
うーん、こりゃ困った。
「ギャラクシー街道」の記憶が蘇る。またか…どうしちゃったんだろ。
三谷の得意な巧みな脚本、ひざぽんの展開などは一切ない。
おっさんらがだらだら失踪したスオミについて話すだけ。ニヤッとしたのは「7000円」と「ね」だけ。あ、あと「上昇気流」も笑ったかな。つまり小ネタだけ。
これ舞台だったらもうちょっと面白かったんじゃないだろうかと思ったら三谷監督はあえて振り切って舞台っぽくしたと言ってました。なるほど。長回しもそのせいか。しかしなー
長澤まさみが出てたからまだ許せる。その長澤まさみの七変化も「コンフィデンスマンJP」をすでに見てるのでそこまでそこまで新鮮味はなかったのも残念。長澤まさみは良かったんですよ。
それからラストのあれもいるのだろうか?あのシーンは石原Pの助言から生まれたとか。フィンランドのヘルシンキにこだわるスオミをもうひと押ししたかったのと監督本人が映画「シカゴ」をやりたかったとか…うーむ。
現夫、元夫たち5人が身近にいすぎるのも無理がある。「そんなわけないだろ!」が先に来る。「大豆田とわ子と三人の元夫」くらいがちょうどいい。
三谷幸喜は好きだっただけに本当に残念。
どーした三谷!
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