天下の超かぼちゃ王大将軍

ジェヴォーダンの獣 ディレクターズ・カットの天下の超かぼちゃ王大将軍のレビュー・感想・評価

4.5
「モンハンのガンナー装備」

点数は当時の点数。今初見で見てもこの点数は付かんかもしれん。

ただ、時代と流れと、様々なモノが合って当時感じた高揚は確かなもので、
今回は今見たレビューというよりは当時を思い出しつつの話。

これをパッと見るのと当時とで大きな違いは、
予告を経たかどうかってのが一つ大きい。

当時からインターネットはあったけど、
現代ほど依存した情報ツールではなく、
映画は特に劇場での予告編、というのが何を観るかの重要な選択肢を与えてくれていた。
映画を観に行って、上映前に予告を観て、
あぁ次これ観たいなぁって決めて映画に行く。

本作も予告を観て興味が湧いた一つで、この予告が一つキーになってる。

あの当時の予告を観た殆どの人は多分こう思ったはず。

「未知の巨大生物が人を襲う・・・胸アツUMA映画だ!」

って。

ワイもそのつもりで友人等と劇場へ行き、
蓋を開けてみたら「思ってたんと違う!けど予想外過ぎてオモロイ!」
ってテンション上がったわけよ。

予告だけで行くので予告詐欺みたいな映画がたまにあって、
本作はジーパーズクリーパーズと並んで伝説の予告詐欺映画だった。

内容は、まぁ今見るとすげぇ酷いなとw

まぁ当時も雑さは感じてたけど、
そのギャップと展開の想定外さでスピーディに引き込まれてったよね。

日本のオタ文化が入ってきてたのもニヤッとした部分で、
フランス映画観てまさかこんな少年漫画みたいな展開になると思わんからね。

北斗の拳の牙一族みたいなの出て来るし、最後とかね、
もう、なんやその武器!って。

ファルファルファルやってる間に二回くらい斬れるだろ!とか。

今見てもこの辺り面白いねぇ。

ただ逆にこの作品が影響を与えたんじゃないか?ってもあって、
当時ワイ等の中で話題だったのが初代モンスターハンターよ。

ファミ通に載ってたガンナー装備を見て、「おい!これジェヴォーダンじゃねぇ!テンション上がる!」って盛り上がってた。

当時はガンナーだと思ってなかったから、
ジェヴォーダン装備がしたくてモンハンを買ったすらあった。

あと今見たら、キングダムの謄のファルファルファルもこっから来たんじゃねぇかって感じるわ。

すっごい面白い映画だったというより、すっごい印象的な映画で、
DVD持ってるからね。全く見返してないけどさ。

しかし、映画観る前調べたんだよね、ジェヴォーダンの獣って。
実際の伝承で、とか。

それがまさかこうなるかっていう。

本作、クリストフ・ガンズ監督の作品で、これがファーストコンタクトかな。

これで興味出て、サイレントヒルの監督するってんでテンション上がって、
実際映画版サイレントヒルはクリストフ・ガンズ監督の作品が一番ええよね。

本作もそうで映像が奇麗で、スローの使い方も上手いんよね。

あぁ、そうや、ディレクターズカット版の話か。

無印が138分かなぁ。手持ちのDVDやと。
それが150分やから12分くらい増えてる。

ただ、正直全く分からん。

元々、無駄に糞なげぇなと思ってた作品が、更に無駄に長くなってるだけなのでね。

なので、増えた部分は分からん。

ただ、気になったのは空がチラチラしてて、そこはもうちょいうまくやって欲しかったなと思う。

まぁレビューっつーか過去の思い出話みたいになったかな。

ま、正直、もし現代で初見でこの映画観たら、
3.5か3.0だな。